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カヤック初心者がファルトカヤックについて考える

2017/04/03

新婚旅行で行ったベトナムのリゾート地で初めて体験したシーカヤック。
あれから長い月日が経ちましたが、最近沸々とカヤックに乗りたいという気持ちが湧いてきました。

その時は遠浅の海でシュノーケリングも楽しんだんですが、シュノーケリングはまた別の機会に再チャレンジしたいと思います。

 

 

カヤックとは


引用:mont-bell

 

そもそもカヤックというのは、エスキモーが海での狩猟のために作り出したものの発展系らしく、基本的にはクローズドデッキ(波による浸水を防ぐために下半身を船内に潜り込ませる)のものを指し、オープンデッキのものはカヌーと呼ぶようです。

ただ、オープンデッキはシットオントップカヤック、クローズドデッキはシットインカヤックと表記されていたりもするので、あまり気にせず「カヤック」と言えば良いのかと思います。
(正しくは「カヌー」の中の一つのカテゴリが「カヤック」ということのようですが)

 

最近では、SUP(スタンドアップパドル・サーフィン)というサーフボードのような板に立って乗り、パドルを漕いで進むといったカヤックとはまた異なる方向のパドルスポーツの人気があるようですが、立って乗り続けるのがしんどそうなので私は遠慮しておきます(笑

 

 

 

どんなカヤックが自分に合うのか

カヤックにもいろいろあり、

  • リジットタイプ
  • ファルトタイプ

の大きく2種類に分類されます。

リジット艇は、木やFRPといった素材で一体成型されたものです。
カヤックとしての性能については申し分ないのしょうが、4m以上あるような船を保管できるスペースと運搬できる(装備をした)車を持っていないと養いきれない、私にとっては敷居の高いカヤックです。

ファルト艇は、折りたたみのできるもので、これまた2種類に分けられます。

  • フォールディングタイプ
  • インフレータブルタイプ

フォールディングはアルミなどのフレームを船体布で覆ったものです。
インフレータブルは空気で膨らませたものでフレームなどはありません。言ってみればゴムボードなんですが、もちろん海水浴場で見かけるプカプカ浮かんだゴムボートとは全く違います。

 

私の用途にあったカヤックを調べた結果を簡単にまとめました。

リジットフォールディングインフレータブル
構造一体成型折りたたみ
(フレーム+船体布)
折りたたみ
(空気)
保管屋外(日陰)室内室内
運搬ルーフキャリア車内車内
出船準備約10分約30分約30分
重量30kg前後20kg弱20kg前後
スピード普通〜速い普通多少遅い
価格10〜20万円15〜30万円5〜10万円

 

意外にも重量は、フォールディングもインフレータブルもほとんど変わりません。

あと価格。
リジットが高いかと思っていたら、複雑な構造となってしまうせいかフォールディングが群を抜いて高いです。リジットのタンデム仕様でも15万円を切る価格のものもあります。

 

私のカヤックに求める条件は、

  • コンパクトに収納できる
  • 大人2人以上乗船できる
  • ソロキャンプの荷物が積載できる
  • かっこいい ←ここ重要

です。

となると、ファルト艇以外に選択肢はありませんが、最後の「かっこいい」を満たせるのはフォールディングタイプとなります。
フレームがあるので船体のエッジも出て見た目がいかにもカヤック!という感じでかっこいいんですよね。その点、インフレータブルは細長いゴムボート的な印象がどうしても拭えません・・・

 

どちらにしてもいきなり購入なんて無茶なことはしませんので、ツアーなどに参加してからゆっくり考えてみたいと思います。

 

 

カヤックあれこれ

気になるファルト艇をいくつかピックアップしてみました。

タイプサイズ
重量
乗員
最大積載量
価格
 アリュート380Tフォールディング380x77cm
14kg
2
190kg
175,000円
 アルピナ2フォールディング430x75cm
14kg
2
-
210,000円
 スプリングウォーター430フォールディング430x75cm
15kg
2
-
190,000円
 チヌークXPインフレータブル390x91cm
17kg
2.5
250kg
75,000円
 ユーコンインフレータブル 388x89cm
17kg
2
-
69,000円
 エアフレーム13インフレータブル 390x89cm
19kg
2
180kg
78,000円

 

ARFEQ / アリュート380T


引用:mont-bell
14kgと軽い。乗員数は2名だけど最大積載量は190kgなので夫婦+子供は少し狭いけどいけるかもしれません。
mont-bell製品という絶対的な安心感に加え、日本人カヌーイストによるフィールドテストを実施しているので信頼感もあります。

 

フジタカヌー / アルピナ2


引用:フジタカヌー

こちらは430cmとアリュート380Tより長いが14kgと軽量。EX仕様は、船体布に強靭なケブラーリップストップ生地を使用しています。
カヌー一筋50年、京都の老舗カヌーメーカーというだけで惹かれてしまいます。

 

Spring Water / スプリングウォーター430


引用:鈴春工業

アルピナ2とほぼ同スペックのこちら。値段もアルピナ2のSTD仕様(ケブラーリップストップ未使用)と同じです。

 

Aquaglide / チヌークXP タンデムXL


引用:mont-bell

大人2人と子供1人で2.5人座れるシートが付いています。シットオントップタイプなので、水着着用が必須かもしれませんね。
アクアグライドというのはアメリカのメーカーですが、日本代理店はあのmont-bellです。

 

Sevylor / ユーコン


引用:Coleman

2人用ですが、後部に収納バッグ・前にバンジーコードと荷物を積むには便利な構造となっています。
セビラーにはアラメダという3人用のラインナップもあるようです。
初めて聞くメーカーですが、フランスで60年以上の歴史がある老舗のようです。日本代理店はコールマンです。

 

CAPTAIN STAG / エアフレーム13 コンバーチブル


引用:CAPTAIN STAG

インフレータブルらしからぬ形状のカヤックです。それもそのはず前後の先端にはアルミフレームが入っています。フロアはフォームマットでパンクの心配もないのは良いですね。

 

 

カヤックツアー

調べてみるとこの辺りでツアーを開催しているショップが2件ヒットしました。

 

どちらもカヤックショップ主催のツアーというわけではなく、ツアー・ガイドを生業とされているようなので、私としては行きやすい気がします。
ツアーに参加したけど商品は別で購入するってあまり良い気はしないですからね。

 

またツアーに行ったら報告したいと思います。

 


後日体験しました。

 

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