自分に合ったスーツケースの選び方。的な独り言

私は1年の半分くらいを出張に費やしています。

厳密に集計していないので実際にはもっと少ないのかもしれませんが、気分的には1/3くらいしか家にいないような錯覚に陥っています。

 

出張と言っても1泊2日や2泊3日といった短い出張もあれば、1ヶ月以上の長期スパンの出張もあります。

海外だとビザの関係で滞在期間が限定されることもありますし、国内でも長期になる場合は月1回くらいは一旦家に戻るようにはしていますが、家族に迷惑をかけていることには変わりなく・・・心苦しい反面、1週間以上家にいると息苦しくなるのも事実。
実際、長く家にいると嫁様からも若干邪魔者扱いをされ始める始末(笑

 

出張にしても旅行にしても一番困るのが荷物のパッキングですよね。

数日の出張ならブリーフケース+サブバッグ(トートやリュックなど)で十分だと思いますが、3泊4日以上になるとスーツケースがあった方が断然便利です。

私も出張期間に合わせていくつかのバッグとスーツケースを組み合わせて使っています。

 

そんな出張の機会の多い私がスーツケースについてちょっと呟いてみたいと思います。

 

私のスーツケース

私なりのスーツケース選びの基準があるのですが、その条件はさておき所有しているスーツケースをご紹介します。

 

主な荷物

出張と一概に言っても人それぞれ荷物は異なりますよね。

一般的にはスーツ着用が多いのでしょうが、私の場合は出張にスーツは不要(独断で持っていかないだけ)でその代わりに社服上下を持って行っています。
あと特別なのは靴くらいでしょうか。

in バッグ候補

パソコン iPad スマホ 会社携帯 折り畳み傘
充電器セット

 

inスーツケース候補

制服上下 替え靴 下着セット 靴下 パジャマ
私服1 私服2 私服3 スポーツウェア 筋トレ用具
洗面用具 眼鏡 食料品 工具

 

 

スーツケース 1(短期)

ace. / SQUARE ONE(No.05641)


外寸:H41×W40×D25cm
重量:2.8kg
容量:25L
タイプ:ハード・ジッパー

エースの”スクエアワン“という機内持ち込み可能な4輪トローリーです。

13インチのPCとタブレットが収納できる(それでもまだ余裕のある)フロントポケットが特徴。
その分、メインコンパートメントの容量は少し小さくなりますが、小さくてもしっかりとした間仕切りがあるので収納しやすい構造になっています。

 

スーツケース 2(1週間前後)

SUNCO / WIZARD-125


外寸:H54×W36×D25cm
重量:2.8kg
容量:32L
タイプ:ハード・ジッパー

サンコー鞄の創立125周年を記念して製造された限定モデルの”ウィザード125“。

スクエアワンが25Lでこちらは32L。容量がたった7Lしか増えていないので収納量はあまり変わらないのでは?と思われるかもしれません。
事実7Lしか増えていないんですが、スクエアワンにはフロントポケットがありWIZARD-125はメインコンパートメントのみなので、実際に収納できる荷物はフロントポケット分も含めると7L以上増えています。

ちなみに、これも機内持ち込み可能サイズです。

 

スーツケース 3(長期)

World Traveler / FERMION (廃盤)


外寸:H70×W50×D27cm
重量:4.7kg
容量:68L
タイプ:ハード・フレーム

ワールドトラベラーの”フェルミオン
このワールドトラベラー、ace.と同じエースの中のレーベルのひとつです。

これを買う前はSUNCOのスーパーライトMG(97L)を使っていましたが、それと比べて収納力が大きく落ちたという感覚はさほどありませんでした。97Lが大き過ぎて持て余していただけかもしれませんけどね(^^;

さすがにこのサイズになるとフレームタイプの方が安心感があります。
ジッパータイプで15~20kgも入れた状態で持ち上げるとジッパーにかなりの負荷が掛かっています。フレーム無しのポリカーボネートは思ったよりぐにゃぐにゃに歪みますよ。

 

 

スーツケース選びの基準

私の所有しているスーツケースを先に紹介してみました。

基準と言うほど厳格なものではありませんが、いくつか条件があってそれをなるべくクリアしたものを購入するようにしています。

 

私にとっての基準

  • 日本ブランド
  • ケースタイプ
  • ダブルジッパー
  • ダイヤルロック(TSA対応)
  • 4輪キャスター
  • 機内持ち込みサイズ
  • 間仕切り

 

日本ブランド

意外にスーツケースは壊れやすいので大手の日本ブランドだと保証や修理の面で安心です。日本ブランドであって日本産である必要はありません。

ただし、日本ブランドとなるとお値段はその分高くなります。格安スーツケースにして壊れたら買い替えるという考えもあるかもしれませんが、私的にはその消耗品的考えはオススメできません。
モノに対する愛着を持つことで初めてモノを大切に扱うことに繋がりますし、モノから連想される想い出もあります。トラベラーにとってスーツケースは謂わばエベレストに挑む時のシェルパのような存在なのです!

 

ケースタイプ

飛行機の預け荷物って実はすごく投げ込まれているんです。どこの国が特に激しいかは言及しませんが「お客様のお荷物」という意識は彼らにはないようです。そういうのを見ているとスーツケースはハードな材質で強固に守る必要がある・・・と考えていました。

そう。「考えていた」んですが今は違います。

ソフトケースでも十分に荷物を守ることはできます。
荷物を守ることに関してはもちろんハードの方が長けていますが、ソフトはソフトなりの長所がありますので使い方によって選ぶ必要があります。

 

ダブルジッパー

ダブルジッパーと言っても金具が2個あるという意味ではありません。(2個あるのは当たり前)

通常のジッパーの場合、かみ合わせ部分にボールペンなどの先のとがった硬いものを突っ込むと簡単にかみ合わせが外れてしまいます。かみ合わせが外れるということはジッパーが開くということです。このようなスーツケースを狙った盗みの手口があったらしく、それに対策するために考案されたのがジッパーを二重にするダブルジッパー(ダブルファスナー・セキュリティファスナーなど)と呼ばれるものです。

<no photo>

最近では格安でもこの機能が備わっているスーツケースもあるようです。

 

ダイヤルロック(TSA対応)

私的にはロックはダイヤル式が好みです。

ダイヤル式とキー式のどちらがセキュリティ上優れているかはわかりません。と言うか、本気で盗むような輩にはどれもあまり意味がないでしょう。それよりは必ずロックすることの方が重要かと。空港などで他人のスーツケースを見てみてください。ロックしていない人って結構いるんですよ。

キーを忘れる・失くすことのリスクを考えるとダイヤル式の方が心配いらないですからね。

TSA対応についてはあまり気にしなくても良いです。最近はTSAに未対応の方が珍しいので。

 

4輪キャスター

キャリーのしやすさだけで考えれば2輪キャスターです。
でも2輪だとキャリー時はスーツケースが必ず斜めになるので、空港や駅などの移動時はスーツケースを垂直にキャリーできる4輪の方が便利だと思います。

 

機内持ち込みサイズ

機内持ち込みができるかどうかは外寸で決まります。その外寸はある程度の規定がありますが、航空会社各社で若干異なりますので事前に航空会社の規定を確認しておく必要があります。
格安航空(LCC)は重量も厳密に測定され、少しでも寸法・重量がオーバーしていると持ち込みができません。チェックイン時に預け荷物にするとかなり割高な追加料金を請求されますのでLCCをご利用の場合は特に注意が必要です。
※外寸にはハンドルなどの突起物も含みます。

預け荷物がなければ到着時のスムーズさが段違いなので、なるべく機内持ち込みにできるのが理想です。

 

間仕切り

これは意外に重要なポイントなんです。

間仕切りの板(のようなもの)と固定ベルトはどのスーツケースでもだいたいあります。ただ、その間仕切りの作りによって大きく使いやすさが左右されます。
“使いやすさ”とはパッキング後にケースを閉める際の作業性のことを指しています。

下がWIZARD-125(上)とフェルミオン(下)の開いた時の写真です。


WIZARD-125は、左側はフルジップになっているのでジッパーを閉じてしまえば荷物がこぼれ落ちることは絶対にありません。右側には間仕切りはなく固定ベルトだけのタイプなので右側に入れた荷物はこぼれ落ちやすくなります。
理想を言えば、右側にも間仕切りがあれば左右どちらから閉じてもこぼれ落ちにくくて良いのですが、左側を持ち上げて閉めるようにすれば一応問題はありません。
ただし、右側に間仕切りがないことで移動時に荷物は崩れやすくなるので、崩れにくいようになるべく大きいものが一番上になるようパッキングしています。

フェルミオンの方は、左側も右側も同じように間仕切り+固定ベルトのタイプです。
どちらにも間仕切りがあるのでどちらを持ち上げても差はありませんね。強いて言えば、ケースを持ち上げる際は当然グリップを持つのでグリップが取り付けられている側に重量物を納めるようにした方がよいです。

 

では間仕切り+固定ベルトがあれば良いかと言うとそうではなく、ポイントは間仕切りの固定方法です。


(否定形なので写真ではなくイメージです笑)

このように左右の間仕切りが4点で固定されており、ケースの蝶番側がフリーになっているような間仕切りの作りになっているものは避けた方が良いです。※片方がフルジップであれば許容範囲。

この作りだとパッキングしてケースを閉じる際にフリーの部分から荷物がこぼれ落ちる可能性大です。移動時にこぼれ落ちるのはまだ良いのですが、閉める途中でこぼれ落ちてしまうとその荷物を噛み込んだ状態でケースが閉じられるため、ジッパータイプはジッパーが閉められない、フレームタイプはロックができないのでもう一度開いて荷物の位置を整理する羽目になります。

地味なことですが、すごく無駄でフラストレーションが溜まる羽目になるので私はスーツケース選びで最重要視している部分です。

 

あると便利な機能

  • ダブルキャスター
  • キャスターストッパー

 

ダブルキャスター

シングルよりは転がりが安定しているような気がします。
シングルはタイヤが太い分、抵抗が大きいのかもしれません。ダブルキャスターだと離れた2つの車輪が極太タイヤと同じ安定性を生み、それぞれの車輪が細い分抵抗が小さくなり安定性がより高まるのでは?と思うのですが・・・真偽のほどはわかりません。

悪路に強いスーツケースとして大きな直径のタイヤを使用しているもの、サスペンションが装着されたものなどがあります。

タイヤ径が大きくなればそれだけ外形寸法の大きさに繋がります。
また、複雑な機構があればあるほど壊れる箇所が増えることにもなります。それにサスペンション自体がそれほど機能するとも思えませんし、サスペンションは不要と思います。

 

キャスターストッパー

上にも書きましたが、複雑な機構が増えればそれだけ壊れる箇所が増えることになります。
なのでキャスターストッパーは不要派なんですが、唯一あると便利だなと思うシチュエーションは電車・地下鉄です。

満員電車は別として、普通に座る場合は足の前にスーツケースを置くことが多いと思うのですが、電車の揺れで動くことがあるんです。スマホをつついていて無防備な時にこうなると「あぁっ!」って慌ててスーツケースを抑えるんですが、あれって微妙に恥ずかしいんですよね(笑

このシチュエーション以外ではストッパーが欲しいと思ったことはありません。
両足で挟めば動かなくなるんですが、女性だと難しいかもしれませんね。ということでキャスターストッパーは女性に必要な機能かもしれません。

 

ソフトケースのススメ

日本ではあまり一般的でないソフトケースですが、海外ではハードケースと同じかそれ以上にソフトケースが使われています。今さら思うのですが、日本で使うのであればなおさらソフトケースの方が合っている気がします。

ソフトケースのメリットはこんな感じ。
デメリットは、間違いなく防水性ですね。

  • 軽い
  • コンパクト
  • 耐久性

 

軽い

ハードケースは樹脂(or 金属)製のシェルに金属フレームの組み合わせなのでそれなりに重くなります。それに対してソフトケースは樹脂フレームに表面素材は化学繊維。当たり前にソフトケースの方が軽くなると思います。

が、実はソフトケースは軽くないんです!(笑

いきなり全否定してしまいましたが、安物は軽いです。小指一本で持ち上げられるほど軽いです。軽いですが、確実に壊れます。すぐ壊れます。壊れないものはフレームがしっかりしていますし生地もしっかりしています。キャスターもしっかりしているので壊れにくいですが、それだけ重量に跳ね返ってきます。

ソフトケースで一番懸念されるのが切り裂きによる盗難でしょう。ただの生地であれば安く上がりますがカッターでも切れるほど弱いので、バリスティックナイロンなどが使用されることが多いです。
バリスティックナイロンは防弾チョッキにも使われている引っ張り・引き裂き強度や耐摩耗性に優れた素材ですが、その分重いです。

とは言え、同じ容量のケースであればハードよりソフトの方が軽いのが一般的です。

 

コンパクト

コンパクトとは言っても外寸のことではありません。
ここでの”コンパクト”は、スーツケースの開き方の違いによるホテルでの専有面積のことを指しています。

ハードケースは真ん中から2つにパカッと開きます。

なのでホテルで荷物を出す時にはスーツケース表面の二倍の面積を占有します。海外の広いホテルであれば100Lクラスでも余裕ですが、日本でそれができるのはスイートルームくらい(笑

ソフトケースの場合、本体に布蓋が付いているだけの形状なので専有面積はスーツケースの平置きサイズとほぼ同じ。

国内旅行をメインに使うことを想定しているのであればソフトケースで選定しても良いかと思います。

 

耐久性

耐久性はハードケースの方が高いと思われがちですが、耐久性はソフトケースに軍配が上がります。
(「軽さ」でも触れましたが、安価なケースには当てはまりませんのでご注意を)

荷物を守るためのハードさはケース自体の脆さに繋がります。
ポリカーボネートにはしなりがあるのですがそれでも硬い樹脂であることには変わりないので、強い衝撃を受けるとあっさりと割れてしまいます。特に軽量化のためにポリカーボネートの厚みをできるだけ薄くしているのでより弱くなってしまいます。

ちなみに、割れやすいのは面ではなく角です。面に強い衝撃を受けても素材自身のしなりで力を吸収してくれますが、角に衝撃を受けると力が逃げにくく割れやすくなってしまいます。キャスターを固定している部分も同じです。
その点、ソフトケースの場合は生地が衝撃を吸収しますし、それを超えた衝撃でもフレームが吸収してくれるのでハードケースよりははるかに耐久性があります。

海外で預け荷物にしたスーツケースは出す時も入れる時も投げ飛ばされるので相当衝撃を受けることになります。もちろんその際に擦れたりしますが、耐摩耗性に優れた生地であればその程度で破けるほどのダメージを受けることはないと考えて良いかと思います。

 

 

次に買うならこれ!

 

ace. / JET PACKERsトローリー(No.05591)


出典:エース

外寸:H40×W45×D25cm
重量:3.3kg
容量:34L
タイプ:ハード・ジッパー

エースの”ジェットパッカーSトローリー“という100席以上の機内持ち込み可能なタイプ。

スクエアワンは名前の通り正方形に近い形状ですが、こちらは横長の形状です。
MacBook Pro 15インチでもフロントポケット内に収納できるので、1泊2日の出張でもスーツケースにパソコンを収められるので肩への負担を軽減することができます。

同じ種類でNo.05596が新たに発売されましたが、これはNo.05591と全く同じ形状ですがTSAダイヤルロック部にUSBポートが装備されています。※バッテリー内蔵ではない

エースの商品は私好みのシンプルで使いやすいのですが、少々お値段が高いのが玉にキズ。

 

ace. / Ripple-Z(No.06241)


出典:エース

外寸:H54×W35×D25cm
重量:3.2kg
容量:35L
タイプ:ハード・ジッパー

エースの”リップルZ“で、これは私が”WIZARD-125″を購入する際に最後まで悩んだ候補です。

全ての機能においてこちらの方が勝っていたんですが、値段の差が大きかったことが唯一の敗因です。定価ベースでも1万円以上の差があるんですが、その上でWIZARD-125が店頭価格の2割引きになっていたのがダメ押し。

間仕切りが私の理想通りの作りです。

 

pathfinder / 19″ Dax Trolley


出典:大沢商会

外寸:H54×W38×D23~33cm
重量:4.6kg
容量:30~44L
タイプ:ソフト・ジッパー

ビジネストラベラー業界では有名なパスファインダー
パスファインダーと言えばエクスパンダブル、エクスパンダブルと言えば”ダックストロリー“です。

メインコンパートメントの幅が伸縮する機構がエクスパンダブルですが、これがあるとないとでは大違い。一度体験するとこの機能無しでは生きられません(嘘
行きは縮めておいて帰りはお土産をいれるため拡張させるといった使い方ですね。

他にも22インチ(37~53L)・24インチ(50~72L)といったラインナップがあります。

 

OSPREY / SOJOURN 60


出典:ロストアロー

外寸:H64×W36×D35cm
重量:3.9kg
容量:60L
タイプ:ホイールバッグ

オスプレーの”ソージョン60“というホイールバッグです。

ホイールバッグとはキャリーバッグとして転がすホイールも付いたバックパックです。
舗装路などではキャリーバッグとして使用し、通常のスーツケースではキャリーできないような悪路ではバックパックとして背負うことができるので、まだ開発が進んでいない国・土地に行くような機会が多い場合はこのようなケースが活躍します。

 

 

まとめ

旅行だとLCCを利用して少しでも費用を抑えるのが最優先になるでしょうから軽さやサイズが重要ですよね。私のような出張メインだと頻度も多いので耐久性や使いやすさの方が重要になってきます。

このように自分にとって最重要視するポイントを絞って選ぶと良いかと思います。
その上であったら嬉しい機能がどれだけ盛り込まれているかを考えて、それが予算を許すレベルなのかを考えてみてください。

 

スーツケースの良し悪しで旅の快適性も変わりますし、そうそう買い替えられるものではないので妥協せずに最適なスーツケースを選んでくださいね!