ヌルッとした画が撮れそうな三脚について考える

先日、娘の幼稚園の運動会があったので一眼レフとビデオの2台のカメラを持って奮闘してきました。

一眼レフはぼちぼち使用することが多いのですが、ビデオは購入したもののほとんど使用せず、妹夫婦に貸し出すことがほとんどです。一瞬を切り出した方がその時の記憶が鮮明に甦ってくる気がするんですよね。動画だとその時間を克明に記録はできているものの後で見返してもその撮影中の記憶だけで、その前後の記憶が薄れると言うか・・・

ただ、先日購入したiPhone6Sの4Kビデオを体験してからというもの、動画も良いなと思うようになり・・・一眼レフで常に被写体を追ってれば決定的瞬間も逃さず捉えられるんでしょうけど、やっぱり見逃すことが多くなりがちです。実際に、学区民運動会でかけっこに出場した娘のゴール手前でのダイナミックなコケっぷりは一眼レフでは見逃していたことでしょう。(iPhone6Sではバッチリ撮影しました!)

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クリックで別窓に元画像(約4.6MB)表示します。4K切り出し画像ですがとてもiPhoneで撮影したとは思えません!

 

一眼レフを使うものの、夜景やセルフポートレートといった三脚ありきの撮影をすることは少ないので、持っている三脚はコンデジで使うような安物です。安物買いの銭失いとはまさにこのことで、動画はもちろん静止画撮影ですらなかなかの使いにくさを発揮します(笑

そこで、動画撮影に適した三脚を、できれば静止画撮影でも問題なく使えるような三脚を探すことが急務となりました。今年の12月初旬に幼稚園の音楽発表会とピアノ教室のピアノ発表会が立て続けに行われるため、そこまでには三脚を入手して、使い方もマスターしておかなければなりません。

 

ビデオ用三脚ってどんなものがあるの?

一言で三脚と言っても、ピンキリ。耐荷重や自重、全長や収納サイズ等、用途によってどのような三脚を選ぶかを考えなければなりません。

耐荷重は三脚に乗せるカメラ(+付属品)の重さの限度のことで、自分のカメラの重さギリギリの耐荷重だとブレ等の問題が生じやすくなるようです。余裕をもった耐荷重のモノを選ぶ必要があるんですね。

自重は三脚自体の重さですが、10kgでも苦無く持ち運べるという怪力の持ち主であればこの値は無視して良いでしょうね。登山に持って行くようなことがあれば極力軽いに越したことはありませんが、ただ軽さを追求すれば良いというものでも無いという意見もあります。カメラは三脚の頂点に取り付けるのでおのずと重心が高くなり不安定になるということです。これは重りを付けることで回避できるのでやはり三脚は軽い方が良い気がします。ただ、軽くて剛性を高めるためには素材を一般的なアルミではなくカーボンを使用する等のコストアップ要素が多く含まれるため、ここは予算との兼ね合いでしょうか。

全長は被写体に対してどういう撮り方をするか次第でしょう。高い位置からであれば三脚が高くなければなりませんし、物撮りであれば低くなければなりません。

収納サイズは小さければ小さい方が良いです。でも、コンパクトになる=ジョイント部が増える=剛性が落ちる、と考えると持ち運びが苦にならない程度のサイズで良しとしましょう。

あと、雲台という重要な部品もありますね。フォト用とビデオ用では雲台の目的が大きく異なります。フォト用で動画撮影した場合、腕の力だけで動かす必要があるため、動きがどうしてもカクカクしてしまいます。どんなにゆっくり動かしたつもりでも特にズームしているとブレが顕著に表れます。そこで摺動部にオイルフルードを用い、ある程度の抵抗がありつつもスムーズに動くようになっています。もちろん価格に応じた差があるんでしょうが、使ってみないとなんともわかりませんので、これは実際に店頭で試すしかなさそうです。

 

こうやって改めて三脚を選ぶための要素を分けてみると、自分の必要な三脚のスペックが見えてきました。

  • 耐荷重:2(~3)kg
  • 自重 :~1.5kg
  • 全長 :Min0.5m / Max1.7m
  • 雲台 :交換可能、オイルフルード
  • 価格 :2~3万円

これらを踏まえて該当する三脚をピックアップしていきます。

 

メーカー/品名 耐荷重 自重 全長 価格
SLIK / プロ330HD 3.0kg 1840g 308~1606m 27,000円
Velbon / ULTRA 457 VIDEO 2.0kg 1540g 200~1640mm 19,700円
Velbon / Pole Pod VIDEO 1.5kg 1160g 623~1820mm 19,700円
Manfrotto / Befree +
Manfrotto / ミニビデオ雲台(700RC2)
2.5kg 1400g +
520g
340~1440mm 26,600円 +
13,000円
Manfrotto / フルードビデオ一脚(560B-1) +
Manfrotto / ミニビデオ雲台(700RC2)
2.0kg 1189g +
520g
655~1660mm 21,000円 +
13,000円

 

 

SLIK / プロ330HD

SLIK プロ330HD

三脚と言えばスリック、スリックと言えば三脚。オイルフルードの3way雲台がセットになっています。3段で2ハンドルのため収納性はどうしても悪くなりますね。4段タイプもあり、3段より収納サイズは小さく重量は80g減ですが、最大高さは150mmほど低くなります。4段の方が私には合っているような気はします。持ち出すのが億劫になって使わずじまいになることだけは避けないといけませんからね。

 

Velbon / ULTRA 457 VIDEO

Velbon ULTRA 457 VIDEO

スリックと並ぶ日本で有名な三脚メーカーのひとつベルボンのビデオ用三脚です。パン・チルト同軸機構のため片手でスムーズな2軸制御が可能で、センター棒を外せば200mmまで下げられるため物撮りにも使えそうです。また、ウルトラロックという脚を回転させることで伸縮させる機構があり、レバーロック式に比べて出っ張りが少ないため収納がよりコンパクトになるメリットもあります。

 

Velbon / Pole Pod VIDEO

Velbon PolePodVideo

こちらはビデオ用一脚となります。三脚ほどの安定性はないものの、三脚が広げられないような狭い場所(人混みやホール等)で非常に使い勝手が良さそうです。ジャンルは一脚ですが、実際は一脚とミニ三脚がセットになったもので、一脚自体を自立させることもできますし、一脚部分を取り外してミニ三脚としても使用できます。これはかなり汎用性が高そうですが、逆にどれも中途半端な性能と言えるかもしれません。雲台はULTRA 457 VIDEOのものと異なり、こちらは一回り小さいものが採用されているようですが、私の持っているハンディカムには十分な性能はあるでしょう。

 

Manfrotto / Befree + 700RC2

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Made in Italy!いかにもイタリア産らしい機能と見た目が融合した三脚ですね。Befreeはフォト用三脚のため、セットの雲台は当然フォト用のものです。したがって、別途ビデオ用雲台も購入する必要があり、金額的にはビデオ用のセット品に比べるとどうしても高くなります。重量は三脚がフォト用雲台を含めた数値であるため、実際は1500g+α程度になるのではと思います。

 

Manfrotto / 560B-1 + 700RC2

Manfrotto 560B-1

Manfrotto社の一脚です。これはVelbonの一脚のような一脚+ミニ三脚というものではなく、石突の付いた純粋な一脚となっています。この石突と一脚の接合部がオイルフルード仕様になっているのが特徴で、ビデオ用雲台無しでも滑らかなパンニングが可能とのことなのでフォト用雲台と組み合わせても動画撮影にも使えそうですね。ここを固定することはできませんが、バランス次第で自立させることもできるようです。これはかなり惹かれますね~。

 


 

三脚を探し始めたのですが、一脚という選択肢があることもわかりました。むしろ、運動会や音楽発表会等の人が多い場所での使用であれば一脚の方が向いていると言えそうです。見た目が美しいManfrottoにすごく惹かれますが、価格や汎用性を考えるとVelbonの一脚も捨て難い・・・

ビデオをメインに考えた三脚(一脚)選びをして良いのか、私の中にまだ迷いがありますが、息子がこれから保育所 or 幼稚園に通い始めると今以上にビデオの出番が増えると考えると、無駄では無いでしょうし無駄にならない買い物をしたいと思います^^

 

 

後日、購入しました。

ヌルッとした画が撮れそうな三脚「SIRUI / T-005KX+C10X」を買う

2015.11.30