先日行ったキャンプで、メインランタンを務めるはずのLEDランタンが思いの外暗く、燃料式のランタンを追加することに決めました。
ランタンが暗闇を照らす明るさというのは単純に数値では比較できないのだと改めて実感しました。光源がいくら明るくても影がくっきり出るようだと明るいと感じないでしょうし、照射する範囲が狭い場合でも同様でしょう。
LEDでも1000lmオーバーというメインランタンにも使えそうな製品はありますが、今回の一件でLEDランタンに対して少し不安を覚えてしまいました。使える・使えないということではなく、メインを担うにはやはり燃料式の信頼性には及ばないという結論です。
あ、製品そのものは問題ありませんよ。
私の想定していた使い方とは合わなかったというだけの話なんです・・・
燃料式ランタンあれこれ
ここで言う燃料式というのは灯油やホワイトガソリン、ガスを使用したものを指しています。
メーカー 品名 | 燃料種類 | 明るさ | 点灯時間 | サイズ 重量 | 価格 |
PETROMAX HK500 | 灯油 | 400W(500CP) | 約8時間 | φ170x400mm 2.0kg | 2.7万円 |
Colman ワンマントルランタン | ホワイトガソリン | 130W(200CP) | 約15時間 | φ160x310mm 1.4kg | 1.1万円 |
snow peak ギガパワー ランタン天オート | ガス(OD缶) | 80W | 約18時間 | φ57x95mm 0.14kg | 0.8万円 |
SOTO 虫の寄りにくいランタン | ガス(CB缶) | 230W(660lux) | 約3時間 | φ136x375mm 1.3kg | 1.0万円 |
肝心な明るさは、製品によって大きな差がありますが、実感としてどのくらいの差があるのかは気になるところです。
PETROMAX / HK500
引用:PETROMAX
私の中で「ランタン」と言えばこのペトロマックスです。
ゴールドやシルバーに輝くランタン以外の何物でもない代物で、オブジェとしても成り立つ製品だと思います。
非常に明るく、見た目だけでないランタンとしての十分な性能を有しているのですが、部品点数の多さからか、メンテナンスをしていても正常に点灯しないこともあるようです。
実際に、キャンプ友だちのペトロマックスはキャンプ前日に点灯チェックまでして万全な体制で持ち込んだにもかかわらず炎上・・・^^;
Coleman / ワンマントルランタン
引用:Coleman
ホワイトガソリンを使用したランタンの定番とも言える一品。
こちらも上の製品と同じくポンピングという儀式を行って点火します。メンテナンスも同様に必要ですが、上に比べると優等生のようです。また、定番であるが故にパーツも豊富にあることもメリットのひとつと言えます。
snow peak / ギガパワー ランタン天オート
引用:snow peak
スノーピークランタンの原点。
コンパクトながら十分な明るさを持っています。
あと、液体燃料式と違ってマントルの交換以外のメンテナンスは全くと言って良いほど不要です。私にとってランタンと言えばペトロマックスですが、小さいOD缶を付けた時のこのシルエットもシンプルで非常に美しいと思います。
ガス缶は使い切ったら捨てるという行為が環境に対して与える影響のことを考えると、少し引っかかるものがありますが。
SOTO / 虫の寄りにくいランタン
引用:SOTO
名前に惹かれてつい候補に挙げてしまいました。
夏はキャンプをしないとは言え、寒くなっても虫は少なからずいるので本当に「虫が寄りにくい」のであればそれは魅力ではあります。燃料が安く簡単に入手できるCB缶というのもひとつの大きなメリットですね。
欲しいのはペトロマックス。
けど、メンテナンスなどの一手間は私の苦手分野。
となると・・・
独り言
そう言えば、この度ランタンを探している中で明るさの単位について調べていたのですが、上表にも記載のCP(キャンドルパワー)は「燭光」と言って1CP(1燭)=ロウソク1本分の明るさとして昔から使用されていたようです。
ただ、1951年施行の計量法で1cd(カンデラ)に置き換えられ、1959年以降は商取引で使用することが禁止されているのです。ということはCPという単位を使用することは法律に反するということになるかと思います。
しかし、ペトロマックスなど一部のメーカーでは今でもCPを使用しているのです。
「○○CP相当」という表現であればグレーにも思えますが、そうではなくハッキリと○○CPと記載してあるんですよね。
私の人生に何の影響もないのでどうでも良いことではあるんですが、詳しい方がいらっしゃいましたら教えていただけると私の広く浅い知識が増えるので嬉しいです(笑