明けましておめでとうございます。
2018年もどうぞよろしくお願いします。
成都には「大熊猫基地」という施設があります。
日本語だと「ジャイアントパンダ繁殖研究基地」と呼ぶのでしょうか、今話題のシャンシャン(香香)と同じ絶滅危惧種のジャイアントパンダが多く飼育されている場所です。また、繁殖のための最先端の研究がおこなわれている場所でもあります。
せっかく成都にいる以上は一度は行っておくべき場所かと。
実は私、中国で動物園には絶対行かないと固く誓っていました。
数年前、北京動物園に行った際にもパンダが飼育されていたんですが、昼寝?をしていてあまり動かないパンダに、中国人家族のお父さんが木材の破片のようなものを投げつけたんです。パンダに当たらなかったのは幸いでしたが信じられない光景でした。
そもそも、園内に尋常じゃないほどゴミが散乱しており、それだけじゃなく動物がいる柵内にもペットボトルやお菓子の空き袋が散乱している状態でした。多分、そのゴミを食べ物と間違えて食べてしまった動物もいたでしょう・・・
もはやマナーとかモラル云々のレベルではありませんでした。
あんな惨状を二度と見たくなかったんですが、ここは動物園ではなく研究所ですし、中国人のマナーも幾分良くなったのでは?という期待も込めて行ってみることにしました。
子パンダたち
大人のパンダは何度か見たことありましたが、子どものパンダはまだ見たことがありませんでしたし、大人パンダでも群れているのは見たことがありませんでした。
ここには子どものパンダの群れを見ることができるらしいという情報は知っていたものの、半信半疑で散策。
すごい人混みでしたが、運良く最前列のポジションを取れたので、思う存分に子パンダの姿を堪能しましたよ。
全景はこんな感じ。アスレチックのようなものがあり、どの子パンダも楽しそうに遊んでいる様子でした。
子パンダは全部で7頭いたかと思いますが、寝そべって笹を食べる姿は想像以上に可愛かったですよ。
子パンダ写真集
※ネットワーク環境によっては重たいかもしれません。
木登りパンダ
パンダは木登りが得意というのは知っていましたが、かなり高いところまで登るんですね。逆光で見えにくいですが、ちょうど太陽と被っているのが木登りパンダです。
降りる途中に危うし!?
レッサーパンダたち
この研究室にはレッサーパンダもいます。
レッサーパンダは小熊猫と書き、レッサーパンダ科のれっきとしたパンダです。
ジャイアントパンダは大熊猫ですが、実はクマ科です。ということはレッサーパンダの方が由緒正しいパンダの種族ということでなんでしょうか。
良い意味で裏切られた
今回、日曜日に行ったのでお客さんはいつもより多かったと思います。
なので、タバコ厳禁でも普通に吸っている輩、我先にと無理やり列に入り込んでいる輩、中国では日常茶飯事なできごとも多く見られましたが、ゴミのポイ捨てなどはほとんど無く、北京動物園の悪夢を払拭してくれて気持ち良く家路に着くことができました。
ちなみに、上野動物園で誕生し大人気のシャンシャンですが、その両親は成都ではなく「臥龍大熊猫自然保護区」という場所です。全くの無関係ではないにしろ、つい「シャンシャン」と縁深い施設のように語ってしまったこと、一応お詫び申し上げます(笑