子どもの行事や旅行などカメラを持ち出すことがたまにありますが、一般的にどのような形で持ち運んでいるのでしょうか。
私は、エツミのソフトクッションボックスを手持ちのトートバッグに入れてカメラバッグとして使用していますが、使い慣れていないトートバッグは使いにくいんですよね。
普段のお出かけではショルダーバッグやスリングバッグをたすき掛けにすることが多いので、やはりカメラを持ち運ぶにも同じようなスタイルにした方が違和感がありません。
バックパックタイプのカメラバッグも様々なメーカーから出ていますが、撮影したり収納したりが頻繁にある場合は、多分面倒になって撮影中は常に裸で持ち歩くことになりそうです。
PaaGoWorks / FOCUS
このパーゴワークスは言わずと知れたアウトドアガレージブランドです。私もニンジャタープ+ニンジャネストの組み合わせに心惹かれている一人です。
今回はそのパーゴワークスのフォーカスというカメラバッグを購入しました。
フォーカスは「チェストバッグ」というカテゴリに分類されています。チェストバッグとは、登山などでザックを背負った状態で出し入れの多い小物を収納しておくために胸元に取り付ける小型バッグを指します。
チェストバッグに分類されているとは言え、付属ストラップでショルダーバッグとして使用することもできる上、クッション入りインナーバッグを取り外せば普通のバッグとしても使用できるので汎用性の高い一品です。ただし、一眼レフを収納できるサイズなのでそれなりの大きさですが。
登山用途として考慮されているため、防水性素材や止水ジッパーなどを使用した簡易防水仕様となっています。雨天時はインナーバッグごとメインのザックに移すといった使い方もできますよ。
実際に雪山で使ってみましたがポケット内側や内部に染みることはなくしっかりと保護してくれていました。
雪ではなく雨だと染みるかもしれませんが、インナーバッグもあるのでそう簡単にカメラが濡れる事態には陥ることはなさそうです。
カメラを収納してみる
手持ちのカメラ(レンズ付き)を入れてみました。
収納した機材は
OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
です。レンズフードを取り付けた状態でジャストフィットですね。
ちなみに、ポケットには予備バッテリー1個とモバイルバッテリー1個(Anker / PowerCore10000)が入っています。
全く余裕がなさそうに見えますが、フタを固定するバックルは長さを調整できるのでレンズフードを収納した状態で底面のクッションを取り出せば、口径の小さいレンズであればもう一本収納できるかもしれません。
これだけパンパンに膨らんでいるとチェストに固定した際に足元が見えにくそうなので、下山時は気をつけた方が良さそうです。
ちなみにこのインナーバッグ、底面にはクッションが入っていないため、バッグを盾にした状態で床に置く時は注意が必要です。私は、付属のクッション仕切りを底に無理やり敷いて底面も保護できるようにしています。
ショルダーストラップは細く頼りないものの、肩に当たる部分のパッドは幅広で厚みも持たせてあるため食い込むことはなさそうです。ただ、軽量化のため?なのかパッドがスカスカな素材なので機材が重いと肩が凝りそうです。
実際使用してみましたが、カメラストラップも併用すれば力が分散されるのであまり負担は感じませんでした。カメラストラップを併用しないとやはり肩が凝ります。少し太めのパッドを別に取り付けた方が楽でしょうね。
私は、Manhattan Portageのメッセンジャーバッグに使っていたショルーダパッドがあったのでそれを流用しています。
まとめ
ここまでである程度おわかりかと思いますが、トレッキングなどでカメラを安全に持ち運ぶことを前提にデザインされた製品なので、レンズを何本も持ち運ぶような本格カメラバッグとしては全く使えません。
ただ、一般的な「オシャレカメラバッグ」ではないので、それなりのおっさんが使うにはこれくらいアウトドアっぽい方が良いんじゃないでしょうか(笑
機材の紹介はまた改めて。