今回の投稿はタイトルの通り、HDD仕様のT420sをSSDに換装することで使えるPCに復活させる!という内容です。
同じような内容で7年ほど前にもVAIO TZ90HSをSSD化させて復活させましたが、さすがに基本スペックが低過ぎて今はネットサーフィン専用機としても使えないものになってしまいました。
[kanren postid=428]
今回のターゲットは、以前仕事に使用していたThinkPadのT420sというスペック的にはまだ現役で使えるマシンです。
- プロセッサ:Core i7-2620M 2.70GHz
- メモリ:8GB
- グラフィック:NVIDIA NVS 4200M
- ストレージ:HDD 320GB (2.5inch 7200rpm)
- OS:Windows7 Pro 64bit → 10にアップグレード済み
まだ使えそうにも思えますが、ボトルネックになっていたのがHDDです。
容量も特に不足はありませんでしたが、遅い。起動も終了もなにもかもが遅い。
起動:3分13秒
終了:32秒
シャットダウンはまだしも、起動は平均3分超えです。悪い時には16分経っても砂時計マークが表示されたままのことも。
HDDのベンチマークはこんな感じ・・・( ゚д゚)
現在はメイン機でMac Book Pro 15"を使っているんですが、これを毎日持って行ったり持って帰ったりするのは大変なので、SSD換装によりT420sを会社常設マシンとしてしまおうという考えです。
SSD換装 -準備編-
必要なもの
使用するSSDは、SanDisk製の"SDSSDH3-500G-J25"です。
容量は500GB。
そして最大読出し560MB/s・書込み530MB/sと、HDDに比べれば(多分)激速なストレージです。
お値段はなんと9,000円を切っています!
購入当時のSSDオプション金額を考えるととんでもなく安くなっています。(金額は覚えてませんけど^^;)
SSD以外に必要なものがもうひとつ。
既存環境をSSDに移す(クローンを作成する)ためにPCとSSDを接続させる必要があります。その際に使用するのがこのケーブルです。
後述しますが、T420sのストレージフォーマットはSATA3.0なのでそれに対応したケーブルでなければいけません。
あと、USB3.0対応であればより早くクローン作成ができますよ。
Amazonで1本1,000円ほどです。
私は買い忘れていたので近くのアプライドに行きましたが、それでも1,300円ほどでした。中には3,000円ほどするものもありますが、そんなものは必要ありません。
最後にクローンを作成するためのソフトウェア。
EaseUS Todo Backup Free (公式サイト)
無料な上、「SSD換装」を投稿しているほとんどのサイトで紹介されていますので、実績も充分。
クローン作成から、換装後のパーティション変更まで対応できますので是非!
T420sのSSD基本仕様
SanDiskは嫌い!という場合は、下記仕様に準拠していればT420sに搭載できるので参考にしてみてください。
- サイズ:2.5inch
- 厚み:7mm
- フォーマット:SATA3.0 (6GB/s)
SSD換装 -ソフト編-
前述の"EaseUS Todo Backup Free"ソフトを使用してHDDのクローンをSSD側に作成します。
直感的な操作が可能なソフトですが、詳細まで知りたい場合は諸先輩方の記事を参考にしてください。
SSD換装 -ハード編-
[aside type="warning"]注意
これらの作業の前に必ず電源を切ってから行ってください。ACアダプタだけでなくバッテリーも取り外しておく必要があります。[/aside]
裏面のストレージマークのネジを緩めて、蓋を外します。
上の写真でフレキ基板のような黒いフィルムが見えますが、これはHDDを抜き取るためのタグなので、これを持って外に引っ張り出します。
取り出したHDDの両脇についている2つのゴムカバーを外します。
その後、側面4箇所のネジを緩めて金属カバーも外します。
それらをSSDに移植するとこんな感じ。
あとはこれをHDDが挿入されていたスペースに戻すだけ。
電源を入れれば何事もなかったかのように今まで通りの環境でPCが立ち上がるはずですよ。
ビフォーアフター
体感上も数値上でも大きく改善されました。
ビフォー
アフター
起動:3分13秒 → 21秒
終了:32秒 → 6秒
もはや別PCです(笑
まとめ
うちはOffice365の法人契約をしています。
デスクトップに置いてあるファイルなどもクラウド(OneDrive)で同期させれば会社と自宅のそれぞれのパソコンでほぼ同じ環境が作れるということがわかったので今回のSSD化に至ったのですが、本当に便利すぎてヤバいです。
普通の会社だと支給パソコンを勝手にカスタムしたり、自宅のパソコンで会社のデータを扱うなど絶対にできないと思いますが、そこはうちの会社の規模をお察しください(笑
そんな環境は別にして、基本スペックが時代遅れでない限りはSSD化によりまだ現役でサクサク動くパソコンにできますよ!という記事でした。