DIY業界ではお馴染みの有孔ボード(別名パンチングボード)。
キッチンやリビング、玄関で調理器具や小物をぶら下げるのに多く使われているのが有孔ボードです。こんなやつ↓↓
引用:株式会社アサヒ
写真では棚受けの金具だけですが、フックやマガジンラックなど様々な金具のラインナップがあり、アイデア次第で自分だけのオシャレ収納を作ることができます。
今回、自室東側に有孔ボードを使った壁面収納を製作してみました。
去年投稿したDIY案の中のひとつですが、ようやく着手できたというところです。
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ちなみに対象の部屋はこんな感じ。
東側の腰掛け窓はほぼ潰します。その右上には換気システム(無駄にデカい・・・)がありますが、取り外しも面倒なので機器の左側から有孔ボードを取り付けていきます。
機器を避けるようにボードを切り抜くのも面倒(笑
採寸と材料調達
まずは壁面の採寸を行います。
今回はなるべく費用を抑えるためにも細工はあまりせず、なるべく材料定尺で使用したいと思います。
※簡単な設計図も描いていますが恥ずかしいので割愛(笑
寸法に合わせて材料を購入します。
購入したのは、
有孔ボード | 915×1825×t4.0mm (穴ピッチ25mm、穴径5mm) | 2枚 | 6,004円 |
SPF(2×4) | 2145mm(カット代含む) | 3本 | 2,613円 |
ラジアタパイン集成材 | 250×1820×t18 | 1枚 | 2,246円 |
ラジアタパイン集成材 | 300×750×t18(カット代含む) | 1枚 | 1,412円 |
2×4アジャスター | LABRICO オフホワイト | 3個 | 2,940円 |
チャンネルサポート | ロイヤル 1200mm | 3本 | 2,202円 |
棚用ブラケット | ロイヤル 250mm | 3個 | 801円 |
棚用ブラケット | ロイヤル 300mm | 2個 | 578円 |
フック | 2袋 | 805円 | |
ネジ | 0円 | ||
合計 | 19,601円 |
こんな感じで総額約2万円でした。
SPF材のちょうど良い在庫が無く12フィートから切り出したり、金具類もすべてホームセンターで買い揃えたため、切り詰めればこれより1割以上は安く仕上がるのではと思います。
施工開始
柱を立てる
SPF材(通称ツーバイフォー)を柱として使用するためにLABRICOという商品を使用します。
突っ張り棒の原理を利用しておりネジも釘も使用しないので、賃貸住宅でも気軽に柱を立てることができます。
SPF材の両端に2×4アジャスターを取り付けて適当な位置に固定していきます。調整ネジがある方が上にして取り付けます。
この2×4アジャスター、「ディアウォール」という商品も有名です。
ディアウォールはバネの力のみで突っ張る構造となっていますが、LABRICOの方はネジを回して突っ張る構造のため、強度はLABRICOの方が高いような気がします。
有孔ボードに棚を設けるため少しでも頑丈にした方が良いだろうと考え、3本の柱を立てました。
より強度を高めるにはSPF材を縦向き(今回は横向き)で固定すれば良いのですが、その分圧迫感が増えるので今回は横向きです。
柱の間隔は、両サイドが有孔ボードの長辺(1825mm)に合わせてあり、真ん中は設置するデスク幅(1100mm)に合わせてあります。
有孔ボード取り付け
インパクトドライバでバシバシッと有孔ボードをSPF材にネジ止めしていきます。
もちろん平行なんて見てません(笑
平行を見るのであれば、釣り糸に重りを垂らしてその糸と板が平行になるように調整すればOKですよ。
棚柱の取り付け
有孔ボードの上から棚柱(チャンネルサポート)を取り付けます。
有孔ボードの穴に合わせて取り付けることで棚柱の垂直も出るという算段ですが、そもそも有孔ボードが斜めだと棚柱も自ずと斜めになるという適当さ。
そのくらいのワイルドさがDIYには必要不可欠です!笑
ちなみにこの棚柱と棚受けはこのようなものです。
棚柱という長穴が無数にあいた棒を2本以上取り付け、その長穴に引っかき棒?のような棚受けを差し込みます。鍵状になっているので棚受けは引っ張ったりしても落ちることはありません。
同じ高さに取り付けた棚受けに木材やガラス製の板を置けばそこが棚に早変わり。長穴の分だけ高さの調整が可能です。
使用したのはガラス用です。
木材用は下からネジ止めできるようなアングル材となっていますが、今回は少しでも手間を省くため、棚板は固定しません。ただ、ガラス用は先端がカギ状になっているので棚板がズレ落ちるようなことはありません。
地震対策のためには固定すべきでしょうが、そもそも2×4アジャスターで壁面収納を作っている時点で地震には弱いです。
棚受けと棚板の取り付け
適当な高さに棚受けを取り付けて、棚板を置いたら完成です。
圧迫感を減らすため、上段を奥行き250mm、下段を300mmとしました。(上段の裏側にLEDライトを仕込んでデスクライトにしようかと画策中です。)
完成
それでは早速、上の方に取り付けたフックにザックをかけてみます。
上段にランタンとシュラフ・チェア類を置いてみました。
下段にはスキレットやコッヘルなどの調理器具を置いてみましたが、さすがにスキレットは重すぎるような気がするのでやめました・・・
最終的には、ここにウォッチワインダーやガジェット類を置く予定です。
今はスーツケースを置いていますが、デスクと同じ高さ(70mm)のサブデスクを置いて作業スペースを拡大した方が使い勝手は良さそうです。
ちなみに、スーツケースは出張によって3種類を使い分けています。大は小を兼ねるとは言いますが、スーツケースに関しては適したサイズを使うべきですね。
- 右(68L):春夏2週間以上、秋冬1週間以上
- 中(37L):春夏1週間、秋冬1週間以内
- 左(25L):1泊2日
雰囲気を出すためにデスクの前にはナイフやBluetoothスピーカーを引っ掛けてみました。ここでナイフを扱うことは皆無ですけどね(笑
まとめ
殺風景だったデスク周りが自分にとっての癒しのスペースに変身しました。
今後も収納するものや気分によって棚位置を変えたり、フックを移動したり追加したりと、飽きのこない収納を楽しめたら良いなと思います。
今回は最小限の手間と労力に抑えるためヤスリ掛けや塗装などの一手間をすべて省略しましたが、その一手間を加えることでもっと居心地の良い空間になるのではないでしょうか。