早いもので西日本豪雨から1ヶ月が経ちました。
私の住む広島も大きな被害を受けたのですが、我が家は幸いと言うべきか特に大きな被害もなく無事に暮らしています。
私は出張中で家にはいなかったのでどの程度の雨で水がどこまで迫っていたかという具体的な状況を知ることはできなかったのですが、嫁様からのヘルプ電話にどうすることもできず。
その時には「必要なものを2階に持って上がって1階にはいないよう」と言い伝えたものの、近くの一級河川が氾濫していたら無事ではなかったかもしれません・・・
このように身近な避難で済ませてしまっていた方も多かったのではないかと思います。
今まで経験したことのない自然の猛威がいざ目の前に起こったとしても、今までの自己の経験上でしか判断できないことを痛感しましたし、その判断が自分の、そして家族の命を左右するということを思い知らされました。
一応、浄水器(電気を使わないポータブルタイプのもの)をこういった災害のために所有していますが、結局車に載せたまま。今回のように車が流されてしまってはどうしようもありません。
災害のための備蓄はもちろん重要ですが、それをどこに置いているか、どのように扱うかを家族の中で共有して実践できるようにしておいて初めて災害への備えができていると言えるのでしょう。
とりあえず、様々な災害時にどこに逃げるかなどの道順も記載した地図を作成しました。
簡単なイメージとひらがなで子どもたちがわかりやすいようにしましたが、あとはいつ聞いてもすぐ答えられるくらいにしておく必要がありますね。
猛暑と熱中症
毎年夏になると「今年は今までで一番暑いかも」という定型句が思わず出てしまいますが、さすがに今年の夏は間違いなく
人生で一番暑い。
私が小中学生の頃は、熱中症より日射病という言葉をよく耳にした記憶があります。
昔は日焼け止めなんて塗らなかった(そもそも存在すら知らなかった^^;)し、頻繁に水分補給するという概念もない時代でした。今考えると恐ろしいことですが、今ほど紫外線は強くなく、気温も低かったため大事には至らなかったんでしょうね。
今世間を賑わせているのは熱中症。
今年の7月までで去年1年間の救急搬送人員を超えているそうです。
日陰となる室内で部屋の窓を開けているからと安心できないのが熱中症。
これだけの猛暑だと吹き込む風も熱風のようで、室内も高温多湿となり、風が流れる木陰より室内の方が熱中症になりやすいこともあります。
命に関わることもあるので、我が家も今年はクーラーがフル稼働しています。
クーラー+扇風機というごく一般的な組み合わせで使用していますが、今年の猛暑ではその組み合わせすら冷却効果に満足できないこともあります。
そんな我が家に今年導入することとなったのが
サーキューレーター
VORNADO 660-JP
候補や選定理由などを書いても良かったのですが、暑すぎて面倒になってしまいました(笑
先に結論も言っちゃいます。
ボルネードにして良かった!!サーキュレーター恐るべし!
「今までより設定温度を2〜3℃高くしても快適」などと疑う余地しかない文句も書かれていますが、決して誇大広告ではないことを実感しました。実際は1〜2℃程度じゃないかとは思いますけどね(笑
サーキュレーターといってもピンキリで5000円前後が普及帯だと思います。
実際に家電量販店に行ってもその辺りの商品ラインナップが充実しています。中には扇風機がサーキュレーターの機能も有しているものや、上下左右に首振りしているものもあります。
サーキュレーターが首振りする必要性については正直わかりませんし、どうでも良いです。
ただ、ひとつ確実に言えるのは可動部が多いほど壊れやすいということです。
扇風機でもそうだと思いますが、プロペラが回らなくなるより先に首振りが壊れてませんか?お宅の扇風機は首がグラグラじゃありませんか?笑
なぜボルネード?
70年以上前からサーキュレーターを作り続けているから。
歴史のあるものに弱いんです。
しかも機能美に満ちた製品にも弱いんです。
お値段はアイリスオーヤマなどの製品と比べると2〜3倍します。
並べて比較したことないのでわかりませんが、ボルネードの方が性能が良いとしても2倍も違うことはないかもしれません。
性能と価格だけでのパフォーマンスは決して良くはないかもしれませんが、永く愛着を持って使える逸品には多少金額が高くても良いかと思っています。
でも、購入時に性能がわからないことが多いので購入する時には冒険ですよね。こう考えて買ったけど実はあまり使えなかったという経験も山ほどあります・・・^^;
660-JPの良し悪し
書いてみて気づきましたが、上記でボルネードを選択する人は皆無ですね(笑
ということで、もう少しわかりやすくメリット・デメリットを箇条書きにしてみたいと思います。
メリット
- 可動部が少ないので壊れにくい
- スイッチもシンプルで直感的に操作できる
- なんといってもパワフル
- 22畳の端から端までしっかり届く風
- 思ったよりうるさくない
デメリット
- 少々お値段が高い
風量は4段階です。
電源オン直後は「ターボ」で動きます。まずは一気に気流を作ってしまうという考えですが、さすがにターボ時の騒音はなかなかでかいです。
8畳程度であれば一番弱い「弱」で回し続ければ十分涼しいかと思います。
「弱」であれば就寝時に回していても問題ないレベルです。某レビューを見ていると弱でもうるさいといった意見もあるようですが、相当神経質でない限り寝られないということはないかと・・・^^;
我が家のリビングはL字形の22畳なので「中」か「強」で使っていますが、うるさいと思ったことは無いですね。
少々いびつな部屋形状で障害物も多いので循環しにくい環境かと思いますが、空気が流れているのを感じます。
今までは空気そのものが冷たくなければ涼しく感じなかったんですが、空気が流れているとそれだけで涼しさを感じるということでしょうか。
冬は90度上向きに送風することで部屋全体が温まるとのこと、もう期待しかありません!
2018年12月8日追記
一気に寒くなり日中でも暖房が欠かせなくなりました。
そんなある日、「なんか足元がスースーするな・・・」と感じることがあったのですが、よく見るとサーキュレーターが止まっていました。
暖かい空気が上に溜まり、冷たい空気が下に降りてくるためです。
冬のサーキュレーターは「天井に空気を送ることにより上に溜まった暖かい空気を循環させる」ことが目的なんですが、本当にその効果は歴然でサーキュレーターを回すだけで足元の冷えは緩和されました。
※サーキュレーターにより足元がポカポカになるというわけではありませんので、過度な期待は禁物ですよ。
まとめ
ボルネード 660-JP、買って損なし!
今はエアコンのルーバーを真下に向け、そこにサーキュレーターを設置して冷たい空気を人のいる空間に送り込む配置にしています。
これだと、サーキュレーターの風が直接人に当たる場合もあるので、今度は人のいる側からクーラーに向けてサーキュレーターを回して見たいと思います。
配置によって環境が大きく変わるようなので、いろいろ試してみるのもおもしろそうですね。
ブラックでも存在感が出すぎることはなく、部屋のアクセントにはちょうど良いです。周囲のピアノフィニッシュや角度調節部のメッキが綺麗です。
※掲載時には20000円前後ですが、16000円くらいが適正値なので注意してください。
ホワイトはAmazon限定色です。明るい部屋にはこちらがおすすめです。